圃場限定 会津娘 「穣(じょう)」 第1弾 花坂境22 Vintage Brewery 2019

既に店頭のお客様にはご案内をしておりましたが、会津娘を醸す髙橋庄作酒造店の新たな挑戦、ワインでいうところの生育地の地理、地勢、気候等による特徴を指す※テロワールの考え方を日本酒の世界にも取り入れた、ひとつの田んぼからひとつの商品をつくる”圃場限定”の会津娘「穣」シリーズがついに発売となりました!

※テロワール(Terroir):「土地」を意味するフランス語terreから派生した言葉で、もともとはワイン、コーヒー、茶などの品種における、生育地の地理、地勢、気候による特徴をさすフランス語。同じ地域の農地は土壌、気候、地形、農業技術が共通するため、作物にその土地特有の性格を与える。その作物における「生育環境」ともいうことができる。

第1弾は、「花坂境22」 全ロット3232本のみ。シリアルNO.入りです。

「花坂境22」 は特等米産出圃場で、東西風抜けが良く、日照も十分。やや早熟ですがしっかりとした、丈夫で艶・粒揃いの良い「五百万石」に育ちます。

会津娘の純米吟醸は、熟成を重ねても大変素晴らしい酒質になるポテンシャルを秘めています。

以前、会津娘の2013年と2015年のビンテージを飲む機会がありましたが、円熟したまろやかさに舌が悦ぶようでした。

もし我慢できるようでしたら、1本は寝かせておいて、何年か後に開栓するのも楽しみのひとつかもしれません。

毎月、異なる圃場からの限定酒が登場してまいります。どうぞご期待ください!

ラベルに記載のQRコードにアクセスすると、google earthでお米が育った田んぼへとご案内致します 。

以下、髙橋庄作酒造店からのメッセージです。

この土地の穣(みのり)を醸(かも)す

生き物を育てる酒造りで、全く同じお酒ができることはほぼありません。酒米づくりでも、 その年々の気候はもちろん土、 風、 水、 陽のあたり全てが田んぼごとに違い、同じ品種であってもそれぞれおもしろいくらいに、その土地の性格がよくあらわれたお米に育ちます。
正にテロワールそのものですが、日本酒の味わいは、 原料であるお米と水以上に、造る人によって決まります。とはいえ日々の米作り ・酒造りのなか、気付かされたこの 『土産土法』 の醍醐味を、お酒を通じて伝えたいという思いがあります。この場所でしかできない、私達にしかできない酒造りでなにができるか、髙橋庄作酒造店としてのひとつの答えがここにまとまりました。

ひとつの田んぼからひとつの商品をつくる

これからの会津娘では、会津の酒造好適米だけで造る純米酒を基本に、その中からさらに「一枚の田んぼでとれた米ごとに仕込む純米吟醸酒」を酒造りの中心に据えて、圃場限定会津娘『穣(じょう)』 として、 田んぼごと季節ごとに蔵出しをしていきます。初年度、四町歩の自社田の中から特徴的な七枚の田んぼを選びました。今後次なる自社田さらに契約農家さんそれぞれのとっておきの田んぼへと、 『穣(じょう)』は拡がっていきます。お米からお酒を造る、 という変わらずに積み重ねていく営みのなかで、年々の気候や蔵の様子もすべて私たち自身の年代記のように〝ヴィンテージ〞として味わいに籠(こ)め『土産土法の酒造り』 のその先を目指し、これまで以上に深く向き合い、取り組んでいきます。

2019-07-12|
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